Entries
ノーベル文学賞はヘルタ・ミュラー氏に!
2009年度のノーベル文学賞は、ルーマニア生まれのドイツ語作家・ヘルタ・ミュラー(Herta Müller)氏に授与されることが決定したようです。「濃密な詩のことばと率直な散文で、疎外された人びとの様相を描き出した」と選評にあります。
ミュラー氏は1953年、ルーマニア生まれ。1982年に初の短編集Niederungenを上梓しますが、チャウシェスク政権に協力を拒んだため職を解雇されるなどの苦境を味わい、1987年にドイツに移住します。以来20冊以上もの本を出版し、英語やフランス語への翻訳も多数あり。邦訳書に『狙われたキツネ』(三修社)があります。
チャウシェスク政権下での人生を描いたHerztier(英語タイトル:The Land of Green Plums、『青いプラムの地』)などが代表作。スウェーデン・アカデミーのペーター・エングルンド氏から「素晴らしい言葉の使い手であり、また同時に独裁政権下で生きるとは、別の国で少数派になるとは、流浪の身になるとはどのようなものか示してくれる」との絶賛を受けています。
ちなみに、ノーベル賞の公式サイトで「ミュラーの作品を読んだことがありますか?」とのオンライン・アンケートが実施されていますが、日本時間23:28現在、回答者約2500人のうち91%が「いいえ」と回答していますね・・・そんなもんでしょうか。
授賞式は12月10日に開催の予定です。ソースは英紙ガーディアンとノーベル賞公式サイト、ロイター日本語版でお送りしました。
ミュラー氏は1953年、ルーマニア生まれ。1982年に初の短編集Niederungenを上梓しますが、チャウシェスク政権に協力を拒んだため職を解雇されるなどの苦境を味わい、1987年にドイツに移住します。以来20冊以上もの本を出版し、英語やフランス語への翻訳も多数あり。邦訳書に『狙われたキツネ』(三修社)があります。
チャウシェスク政権下での人生を描いたHerztier(英語タイトル:The Land of Green Plums、『青いプラムの地』)などが代表作。スウェーデン・アカデミーのペーター・エングルンド氏から「素晴らしい言葉の使い手であり、また同時に独裁政権下で生きるとは、別の国で少数派になるとは、流浪の身になるとはどのようなものか示してくれる」との絶賛を受けています。
ちなみに、ノーベル賞の公式サイトで「ミュラーの作品を読んだことがありますか?」とのオンライン・アンケートが実施されていますが、日本時間23:28現在、回答者約2500人のうち91%が「いいえ」と回答していますね・・・そんなもんでしょうか。
授賞式は12月10日に開催の予定です。ソースは英紙ガーディアンとノーベル賞公式サイト、ロイター日本語版でお送りしました。
スポンサーサイト